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難儀(続)

難儀とは言いつつも、既に頭の中では問題解決済みですのでご心配なく。図面は書き終え、部品の完成を待つのみ。

 

リアマスターシリンダーのサイズについて数件お問い合わせえを頂きましたので、ブログで自分なりの考えを。

お問い合わせの内容としては「ブレンボキャリパーには12㎜ピストンがベストか??」という様な内容です。ゲイルスピード製のマスターシリンダー(12㎜)が発売したためですかね・・・。

ハッキリ言って好みでしょう。ベストは人それぞれ違いますからね。

比較的使用率の高いNISSIN製マスターシリンダーの主要サイズは11㎜、1/2(12.7㎜)、14㎜、5/8(15.87㎜)の計4種。ブレーキペダルのストロークを多くしたい場合は、小径サイズ。ストロークを減らしたい場合は、大径サイズをチョイス。

 

意外と見落としがちなポイントが一つ。キャリパーとマスターシリンダーが同じ組み合わせでもステップによってストローク量は変わります。なので尚更、ベストのサイズなんて無いって事ね。

フロントブレーキのラジアルマスターシリンダー19×18と19×20、同じピストン径でも全くタッチが違うのと一緒。

 

 

ZEP1100リアマスター交換 続き

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予定のレイアウトはこんな感じ。ステップバーからプッシュロッドまでの距離がかなりありますね。

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ザックリと90㎜。

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元々のペダルはザックリ30㎜。

仮に元々のペダルと同じようにステップバーを軸にしてペダルを合わせた場合、極端にストロークが少ない状態になります。オーナーがそれでも良ければいいですが、現実的ではないですね。高額パーツですし、しっかりと機能するよう造ります。

オーナーの好みのブレーキタッチがどんな具合か、好みを伺います。ペダルのストローク量で20㎜程度がお好みとの事ですので、その数字を狙って部品をフィッティング。

IMG_3537.jpg

まずは下調べ。実際に使用するキャリパーと合わせ、マスターシリンダーのストローク量を調べます。

で調べたデーターを元に、狙ったストローク量になる様、逆算して図面を書く・・・。結構手間掛かってるんです。

部品ができるまで少々お待ちください。

 

 

皆様、結構簡単に考えてますが、しっかりと部品作るのは色々と手間かかりますので、そのつもりで。

 

 

 

 

 

 

 

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