菅原流 Ninja アップグレード術その1
皆さんこんばんわ、SANCTUARY ABILITY 代表菅原です。(代表といっても一人しかおりませんが・・・)
二週連続で週末に雪が降り、関東の皆様は大変でしたね。当店は東名高速通行止めの影響で部品入荷が遅れる等はありましたが、大きな混乱はありませんでした。
忍者のフレーム補強のご紹介。
サンクチュアリーグループで「ST-3」という合計15か所の補強メニューがありますが、本日ご紹介するのは15か所のフレーム補強メニューとは別に、当店にて独自に追加している個所です。
エンジン後方下部のマウント部です。忍者をお乗りの方はご存じかと思いますが、この部分のエンジンマウントシャフトが折れる事例が多々あります。
シャフト穴付近がへこんでいることがわかると思います。
この部分は板材をプレス成型後に溶接してできているのですが、内部に隙間がある為、ナットを締め付けるとマウント部が潰れていきます。結果、ナット座面と面接触が出来ない為、トルクが抜け、度重なるエンジンの加速減速時の動力伝達のストレスにより、シャフトがポッキリと逝きます・・・。(画像は外側のマウント部をワンサイズ大きく広げています)
マウント部の隙間を埋める様、凸型カラーを製作しエンジン搭載状態で溶接。
そして反対も
この部分かなりの確率で曲がっています。かなりアバウトに造られているようで、クランクケース幅より2~3ミリ程広く設定されている車両が多いです。
曲がりを修正し、t2 SS400 から切り出した補強材。
完成。
で、当然シャフトの長さが足りなくなりますので・・・
長いシャフトも用意してありますのでご安心を。
忍者にお乗りの方はエンジンマウントチェックしてみてください。既にシャフトが・・・かも?