KZ900 17インチ№5
今回はフレーム、足廻りのやり直し作業で長期入院していましたが、本日無事退院となりました。
途中色々と追加もあり納期も延びてしまいましたが、何とか暖かいうちに納車できてよかったです♪
XJR1200後期型フォーク、スカルプチャースイングアーム、前後OZホイールの定番メニュー。エンジン、マフラー、キャブ、外装は変更なし。パッと見は綺麗に仕上がってますが、よく見るとエンジンの塗装がボロボロだったりとチョット宿題を残してしまいましたが、その辺はまた今度ですね!!
ブラックを選ぶ方が多いですが、ゴールドホイールもカッコイイですね!
最近あまり見かけない太めのサイレンサー。数年前まではどのメーカーもこれぐらいのサイズでしたね。
マフラーステーが、ウナギ犬のしっぽの様に見えるのは自分だけでしょうか?
ヘッドライト位置が少し前に張り出しているスタイルが好みというオーナーのワガママに応えるため、通常より長めのライトステーをワンオフで製作。
ウインカーの取り付け位置もオーナー拘りのライトケースと共締め。当社で製品としてラインナップしているライトステーは、ウインカーの取り付け位置を下方向にオフセット出来、とても人気の商品なんですが、人それぞれ好みがありますからね。
こんなワガママオーダーも快く引き受けますので、ワガママなバイク乗りお待ちしております。
Sさん、またお待ちしてますね~♪
KZ900 17インチ№4
ブログの更新が止まっていたKZ900ですが作業は終了し、明日納車の予定です。
今更ですが作業内容を少し紹介します。
最近はASウオタニ製の点火パーツを使うことが多く、あまり見かけなくなったダイナコイルです。
上の画像はもともと使用していた状態のコイルですが、端子部分はむき出し、マウント部のカラーは端子との接触を避けるためビニールテープで絶縁されてます。正直こんな状態で使われている車両をよく見かけますが、この処理では不十分なので手直しをして再利用します。
端子部分にカバーを付け、バラバラだった配線をチューブに通しまとめます。
マウントカラーは、アルミ材から旋盤で寸法を変更して新規製作しアルマイト処理を施しました。
通常アルミパーツのアルマイト処理はカラーリング変更や耐腐食性を高める事がメインですが、今回は絶縁処理が主な目的です。知らない方も居るかと思うので説明しますが、アルミは導通性のある金属ですが、アルマイト処理を施すことで絶縁体に変わります。
端子にカバーを付けていますが、万が一の事を考え端子との距離が近いマウントカラーを絶縁処理しています。
ビニールテープをグルグル巻くのはスマートじゃないですからね。
そしてもう一つ。
こちらも再利用する、右ハンドルスイッチ。
カプラー付近の配線が何だかモコモコ。ビニールテープをはがすと・・・
ギボシがいっぱい!!もっとマシな配線処理できなかったのかな??
見て見ぬふりはできないのでキッチリ直します!!
前回作業した人間がキッチリやっていれば必要のない、手直しの作業・・・・正直結構しんどいんですわ
ちょっと前の中村代表のブログでもハンドルスイッチの配線加工の事が書いてありましたが真似した訳ではありません。
たまたまですわ。
RCM-104 GPZ その3
ワイヤリングしてフロント廻り完成!
リア廻りは、スカルプチャーRCM専用スイングアームに削り出しワンピースチェーンアジャスター&サポートのSPL仕様(塗装はWESTのガンコート)。OZホイールはZRX用をシャフト径28Φに変更。ブレーキはPLUSμワンオフフローティングディスクにNISSIN削り出しキャリパー(ブリッジボルト、パッドピン、ブリーダーは全てチタン)。豪華です・・・
今回は足廻りの変更がメインでしたが、外装もリニューアル♪ウチの店名も入れてもらいOSデザインでペイント。
完成です。
ご自宅に配達するつもりだったのですが、奥様がいると何かとご都合がよろしくない様でtokyo-westでの納車に(笑)
道岡代表の許可も取らずに当日アポなしで車両を持ち込みました。
納車です。お腹が出ていますが太っている訳ではなく、荷物が入っています。
Kさーん、遊びに来るの待ってますよ♪
お休みのお知らせ。
本日、26日は車両配達の為東京に行きますので、お店はお休みとさせて頂きます。
そのまま27、28日も、ちょっと遅いですがお盆休みさせて頂きます。
という事で、誠に勝手ながら26~28日はお休みとさせて頂きますので、宜しくお願い致します。
RCM-104 GPZ その2
RCM-104フロントホイールの仕様をご紹介。
今まで使用していた忍者用JB3ホイールは、忍者用ボルトオンホイールなのでアクスル径も純正同様15Φ。
現行400ccクラスでもアクスルは17Φか20Φが主流ですからGPZの15Φは明らかに細すぎ。なので今回はZRX用のOZ.PIEGA を使用してアクスル径を25Φにサイズアップして剛性もアップ!
左が忍者、右が今回使用するハヤブサ用。2本を比べるとサイズ以外に明らかな違いがあります。
ハヤブサ用のシャフトはネジ切りされていません、ナットを使用して締め付けるのではなく、シャフトの先端にボルトを取り付けて締め付ける構造になっています。この構造はHONDAが昔から一貫して使用しています。
各メーカーそれぞれの考え方があり、シャフト形状などもメーカーごとに違いがあります。
kAWASAKIは、シャフトとカラーナットで締め付ける方式。(忍者、ゼファー、ZRX、10R全て同じです)
YAMAHA、SUZUKIは、ネジ切りされたボトムケースに直接シャフトを締め付ける方式が主流なんですが、実はココ数年のスポーツモデル(YZF-R1、ハヤブサ、GSX-R1000他)ではHONDA車と同じ構造に変更されています。
フロントの剛性を上げようと考えるとHONDAの構造が理想的なんです。という訳で今回はHONDAタイプでセットアップします。
シャフト固定用のボルトはベータチタニウム製、見た目のインパクトも考え12ポイントで製作しました。
カッコイイ!!ここまでチタンボルトを多用するとやっぱりシャフトもチタンでいきたいですね~♪
Kさ~ん、どうですか?予想以上の出来じゃないかな?感想お待ちしてます。
あっ、あとチタンシャフトの注文も待ってますよー!
RCM-104 GPZ
初めて来店してから5年ぐらい経つかな、
最初のマシンの印象は「お金は掛かってますねぇ・・・」という感じ。
一通り部品は変わっていて、マグタン、ブレンボ削り出しブレーキマスターなどグレードの高い部品を使っているのに、イマイチ完成度が低かったのを覚えています。
その原因は、色々な部品がついていましたが、紫色にアルマイトされたリアキャリパーやステンメッシュのラジエターホースだったり・・・
ステンメッシュのラジエターホースを使って何かメリットがあるかというと、何もないんですよね。
ただ派手なだけで、重量も重く。この類の性能アップに繋がらない見た目だけの部品を多用すると派手なショーバイクの様な仕上がりになります。
ショーバイクから徐々に走りを意識したマシンに進路変更。毎年シーズンオフにフレーム補強、エンジンチューンなどハードな作業をしてRCMにバージョンアップした車両です。
そして今回はホイールをマグタンからOZに、スイングアームをOVERからスカルプチャーRCM専用モデルに変更します。
上が通常のRCM専用スイングアームに付属されるチェーン引きです、4ピースで出来てます。今回は豪華にワンピースの削り出しです。そしてブレーキ側は・・・
サポートも含めた削り出しワンピース♪たまらないっすねー!!取り付けるのが楽しみです。 アルマイトから戻ってきたら取り付けちゃいます、お楽しみに-!
RCM-172 MK-Ⅱ製作 №3
毎日暑いですね~、サボりたい気持ちを抑え何とかマジメに仕事してます。
12日 金曜日
夕方、西村コーティングさんからフレームが届きました。
13日 土曜日
RCM-172 オーナーN様より「フレーム戻ってきたぁ?」と電話。
一時間後・・・
本能的にフレームが届いたことを察知したオーナーがガリガリ君を食べながらフレームとご対面。
ペイント済みバッテリーケースですが、元はこんな状態でした。
バッテリー液の処理が悪く穴が開いた状態でした。もちろんバッテリーケースはメーカー欠品なので、部品の交換で対応できません。が、あきらめず直します。
少し大きめに切り取り、スチールプレートから補修材を作ります。
合わせるとこんな感じでピッタリ!!
最後に溶接、ダンパー用の穴をあけて修正完了。
バッテリーケースを修正せずそのまま使用しても、あれ位の穴であれば使用上まったく問題ありませんし、組み立ててしまえば見えない箇所ですが、キッチリ直します!
中村代表のブログでもウインカーの配線処理のことが書いてありますが、RCMは雑誌などでは伝えられない細かい部分も妥協せず造られます。
雑誌の車両紹介ページだけではわからない事が多々あるので、その辺も考えたショップ選びをお勧めします。他店で購入、カスタムした車両のやり直し依頼が本当に多いですから。
これ以上書くと俳優の高岡さんみたいになりそうなのでこの辺で。
Nさん、ガリガリ君&差し入れありがとうございました。
業務連絡
Eさん、Sさん。フレーム塗り上がってますよ。
Z1エンジンオーバーホール
エンジンオーバーホール済みという事で購入した車両でしたが、異音、オイル漏れ等がひどい為、
当店にお持込頂きオーバーホールとなりました。
腰上から順にバラし、バルブ、バルブガイド、アイドラー、チェーンガイド、ピストンクリアランスなどなど・・・すべてダメ。
そして腰下は・・・やっぱり駄目でした。ミッションの位置決めピンがケースに無理やり押し込まれてます。
本来はピンの頭がケースより数ミリ突き出した状態でセットされ、ミッションの位置決めの役割をはたすのですが、この状態だともちろん位置も決まりませんが、更にオイルラインも塞いでしまうため、本来ベアリングに供給されるオイルが供給できません。
ウチでしっかりオーバーホールして気持ちよく乗ってもらいましょう。
RCM-172 MK-Ⅱ製作 №2
7月中にフレーム作業を完了させる予定だったんですが、2日オーバー。
毎度おなじみインライン処理。
Z系車両に180タイヤ、530チェーンでホイールセンターを確保すると必要になる加工です。ホイールを車体センターより右にセットすればインライン処理は不要ですが、バイクは自立出来ず、常にバランスを取りながら走る訳ですから、どうしてもホイールセンターは確保したいと考えてます。
メーカーから販売される車両も基本すべてホイールは車体のセンターです、SANCTUARYでは常に「純正以上」のクオリティでの車両造りをモットーとしているので、どうしてもホイールセンターは妥協しません。
たぶんウチのメカみんなそうだと思うんだけど、
ホイールセンターとかチェーンラインがビシッと決まってない車両見るとウズウズしちゃいます。
RCM-172は17/18インチ共用の補強メニューのstage2、合計8か所の補強を入れて塗装の為発送。
塗装はもちろん西村コーティングのダイヤモンドコートです。パウダーコートなどもありますが仕上がりが全然違いますし、簡単に塗り直しが出来る場所ではないので、妥協せずダイヤモンドコート!!
WESTからエンジンも戻ってきました。
ガンコート、きれいに仕上がってます。内部もウェットブラストでピカピカ。
塗膜も強く放熱効果もあるので、エンジンに最適な塗装です。エンジンペイントにガンコートお勧めです!
お問い合わせは Sanctuary Tokyo West へ。